ソードアート・オンライン プログレッシブ劇場版 視聴記

もはやパソコン部と何の関係もありませんが、表題のとおりです。

一応ネタバレには配慮していますが、若干内容に触れています。気になる人は見ないほうが良いかもしれません。

総合的な感想

いい作品でした。ストーリーラインも綺麗にまとまっていたし疾走感があって満足できました。後半がグダグダみたいなレビューが散見されますが、そこまででもなかったと思います。

ストーリー

新キャラクター自体は好感が持てます。十分共感できますし原作との整合性を求めないのであればよくできたキャラクターだなと思います。

その一方、結局こいつらは何をしたかったんだろう?的な感じが否めません。最初の第一層の攻略で切れてしまうこともあって、イイタイコトが伝わってきませんでした。

安易にこの人は悪役、この人は味方とキャラに白黒つけるのを良しとするわけではありませんが、新キャラクターとの別れ方が中途半端だったがためにモヤモヤした感じになっていました。どちらかというと原作が「ベータテスターと非ベータテスターの衝突」を中心に描かれていたのに対し、劇場版ではアスナの心情を中心に描かれているように感じました。一方、アニメという性質上細かい心情表現が難しく、結果としてただ戦闘シーンを見せているだけ、のようなシーンが多くなって少し悲しかったです。

時間の都合もあってかストーリーがまとめられていました。まとめること自体を否定するつもりはありませんが、微妙に流れがおかしいかな?と感じる部分があったりはしました。が、総じて明快でよくまとまっていたと思います。

作画について

原作に似せてあって個人的には気に入りました。ただ僕はTVアニメ版を一切見ていないのでそれとの比較ができません。ごめんなさい。

個人的に気になったのはゲーム内のHUDです。原作ではもうちょっと細かく情報が載っていたはずですし、同じゲームを作るなら例えばメニュー画面の情報量は作画されているよりも遥かに多いはずです。個人的に期待していただけあって割と残念な気持ちになりました。

(もちろん些細なことですし作業量的にやむを得ないのはうなずけます。TVアニメがどうなっていたのかは分かりませんが、そちらに合わせたのかもしれません。)

音楽について

かなり好きです。主題歌が話題になっているみたいですが個人的には戦闘シーンのBGMがめっちゃ好きです。なんなら戦闘シーン中画面そっちのけで音楽聞いていました。

声優について

好きです。さすがは戸松さんって感じで最高でした。

もう言うことはないでしょう。

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